蝶理とシキボウ、草花などの天然素材を使う染色技術、“ナチュラルダイ”を採用、環境への配慮をアピール、天然染色の“冷感素材”を開発、2013年度の春夏向け商品に展開

摘要

蝶理とシキボウは、触れると冷たく感じる衣料用素材として天然色素で染色した冷感素材を共同開発した。クールビズが職場で広がる中、環境に配慮し、国内外の高級ブランド中心に提案し、2013年の春夏向け商品への採用を目指す。草花などの天然素材を使う染色技術、“ナチュラルダイ”を採用した綿素材を、シキボウが独自の技術で生地に仕上げ、2本の細い糸を強撚してけばが立たないように一本の糸に加工する。糸内部に含む空気を少なくすることで、肌に触れた時に、ひんやり感を与える。下着やジャケット、パンツなど幅広い採用を予定、初年度に数億円の売り上げを目指す。