東京ガス「2020年ビジョン」実現に2015～17年度3カ年の施策を発表

摘要

東京ガス㈱は16日、「チャレンジ2020ビジョン」の実現に向け、2015年度を起点とする3カ年の主要施策3テーマの概要を発表した。「総合エネルギー事業の進化」では16年の電力小売自由化に合わせて、2020年には13年販売量の約3倍の300億kWhへの拡大を目指し、これと併行して自社持分電源130万kWを約300万kWに拡充することを明らかにした。「グローバル展開の加速」では、調達を伴わない北米等のガス田の権益取得や中小規模LNGプロジェクトへの参画など参入形態の多様化を図る。海外拠点は3年間で現在の2倍となる200人規模に拡充する。「新たなグループフォーメーションの構築」では、①首都圏近傍のグループ都市ガスの編入（千葉ガス、筑波学園ガス、美浦ガス）②都市ガス·LNGにLPガス·産業ガスも合わせた広域ガス事業の商圏·規模の拡大③ガス機器事業（製造～メンテまで）の選択と集中④2020年東京五輪の開催に向けた再開発などの市場動向を見据えた不動産事業の再編·統合⑤エンジニアリング事業の強化－などをあげた。