先進WMS導入で統合会社の低温物流サービス品質高度化－明治ロジテック·八尾食品物流センター

摘要

明治ロジテック㈱は親会社の㈱明治をはじめ様々な食品メーカーの乳製品を中心に，食品全般の倉庫管理·物流業務を行う物流企業。その淵源は，1941年設立の東京牛乳運輸㈱と，その系譜を引いて53年に設立された関西牛乳運輸㈱で後者は76年に㈱カントラに社名変更した。両社は順次，明治乳業グループの資本参加を受けて物流子会社となり，08年4月に合併，新会社としてスタートを切った（図表-1）。同社はまず，財務内容から社内人事，諸規則の整備による人心の統合まで新会社としての土台固めに専心。その上で，蓄積·保有する低温物流の事業インフラや安全管理·品質管理のノウハウ，物流ネットワークをフル活用する“攻めの経営”を開始した。