胆道再建術に対するクリニカルパス 一肝外胆管切除?胆道再建術に対するパスと電子力ルテでのクリニカルパス運用上の工夫一

摘要

患者への説明および医療の質の向上を目的にクリニカルパス（パス）が導 入されてきた。電子カルテ導入に伴い，負担軽減が期待されている。【胆道再建術パス】胆道 拡張症，胆P癌，中部胆管癌を対象としてパスを作成した。術後入院期間，補液?抗菌薬投与 期間，検査項目等は過去の症例の結果を参考に作成した。術式は，肝外胆管切除+胆管空腸吻 合術。胆囊癌に対する肝床切除の負荷は許容されるとした。【パスの問題点と工夫】当科では2004年4月より電子カルテ上でのパスの運用を開始した。肝胆膵領域の4種類のパスを使用 しているが，その問題点として，展開時間とバリアンス評価の煩雑さがあげられた。バリアン ス評価への工夫として，オールバリアンス評価機能を追カ卩し，バリアンス発生の問題点につい て具体的に評価することで，データ解析'評価を容易にし，問題点を抽出しパス適用推進を図 る予定である。