閉塞性胆管炎に対し，細経直視鏡を用いて経胃瘻的にERCPを施行した1例

摘要

要約：症例は59歳，女性。多系統萎縮症にて寝たきり，胃瘻が造設されている。総胆管結石につ閉塞性胆管炎を反復した。Percutaneous transhepatic gallbladder drainage(PTGBD), percutaneous transhepatic gallbladder aspiration (PTGBA),経口 ·経鼻ERCP,于術は施行困難，PTCDは不成功であった。その為胃瘻孔から細経直視鏡を用いてERCPを施行， 仰臥位，無麻酔にて安全に胆管深部挿管を施行し得た。細径直視鏡を用いて経胃瘻的にERCP を施行した初めての報告例であり，貴重な症例と考え報告する。