脳神経核医学診療と包括医療

摘要

急性期医療の基盤整備として構想されたDPC診断群分類とそれを用いた包括医療制度は,2003年4月から特定礫能病院で試行的に導入された.2006年4月からは対象病院が372病院（絵病床数18．9万床）にまで拡大し,DPC診断群分類は急性期医療の質を検証するためのデータベースとしても用いられている.DPC対象病院は,2009年度中には1429病院に達し,総病床数45．8万床がヵバーされることになっており,わが国の主要な急性期医療はほとんどDPCシステム下に置かれる。