血液透析患者におけるェポェチンベー夕ぺゴルの投与間隔による用量別貧血改善効果の検討

摘要

2011年にェポェチンベータぺゴル〔持続型エリス口 ポェチン受容体刺激剤：continuous erythropoietin receptor activator ： (C. E. R. A.)〕が販売された。これま でのエリスロポエチン製剤（erythropoiesis stimulation agent ： ESA)と比較して大幅に血中半減期が延長し，4 週に1度の投与で安定したHb濃度が維持できること が特徴とされている。一方，これまでのESA製剤のよ うに，短期間での調整ができず，本剤の特性を十分に 熟知したうえで適正な用量調整を確立する必要があ る。C. E. R. A.販売後1年以上経過し，血液透析では4 週あるいは月に1回の投与間隔でHb濃度が維持でき ている症例もあるが， 4週では維持できず，2週に1 回の投与間隔で貧血管理が容易となることも経験され る。