アレルギー性結膜炎患者からみた治療の実態とニーズ　インターネット·アンケートによる定量調査2007年度報告

摘要

過去にアレルギー性結膜炎の既往があり，2007年のスギ，ヒノキ等の花粉飛散時期（1～4月）にアレルギー性結膜炎の症状を発現して病·医院を受診し，アレルギー性結膜炎と診断されて抗アレルギー点眼薬の処方を受けた18歳以上の人（調査会社モニター会員）を対象に，アレルギー性結膜炎の患者の立場からみた治療の実態とニーズについて，インターネットを用いたアンケート調査を行った。調査内容は，患者の主訴（症状），受診した医療機関，処方された点眼薬，処方薬の効果への満足度，担当医師に対する満足度，2008年の花粉飛散時期に希望する点眼薬などと広範囲にわたった。この調査により，患者の立場からみた，「アレルギー性結膜炎の対処方法」，「症状の程度」，「症状が日常生活にどのように影響しているか」，「治療の実態·評価·ニーズ」などの実態が明らかとなり，今後の本症の治療に貢献することが期待できる。