低酸素がマウスの既得回避学習の再現に及ぼす影響とCO_2付加の効果

摘要

急性の低酸素曝露により店動性や高次脳機能が抑制されることはよく知られている　 たとえは，吸入酸素濃度が12～16％に下がると脈拍，呼吸数が増加し，精神作業能力の低下，筋労作の不活発化がみられ，12～9％ては判断力低下，精神不安定，体温上昇，さらにチアノーゼを呈するGelfandらも，10％O_2環境下てはchoice reaction time test（見せられた物の形状と配置に関する記憶テスト），numeric reasoning test（数字の並ひ方を推理するテスト）のスコアが，空気呼吸下に比へてそれそれ15％および18％低下したと報告している一九　ヒトてCO_2を付加することにより，低下した者識状態や嘩純な作業能力が改善することがわかっているが，既得の能動的回避学習の再現がとのような影響を受けるのかは明らかてない　 そこで今回は，マウスを用いて空気呼吸下て能動的回避学習を成立させ，48時間後に8～12％の低酸素（(+-)CO_2）環境下て回避学習の再現試行を行い，CO_2の効果を検討した．