腎不全長期合併症と糖·脂質カルポニルストレス

摘要

advanced glycation end products（AGEs）は，糖のアルデヒド基と蛋白のアミノ基の間で非酵素的に起こるメイラード反応の結果生じる最終産物として考えられている食品化学の分野て重要視されてきたが，近年，生体内反応として注目され，医学の分野で盛んに研究が行われ，糖尿病合併症，動脈硬化，腎不全合併症，AIzheimer病,骨粗鬆症,関節リウマチなどとの関連が示唆されているAGEsレベルは糖尿病患者て高値てあることが知られており，メイラード反応初期産物（アマドリ化合物）てあり，糖化（glycation）の指標てあるグリコヘモグロビンやフルクトサミンと相関があることから，糖尿病でのAGEsの蓄積は高血糖に起因することが考えられるしかし最近,血糖が正常な腎不全患者においてAGEsレベルが糖尿病患者の数倍以上に蓄積していることがわかり，eug－lycemCな疾患におけるAGE蓄積のメカニズムおよび病態生理学的意義が痙目されている