一般医のための閼節リウマチ活動性の評価

摘要

関節リウマチ（RA)の活動性の単一の評偭項目による活動性の評価は，関節破壊の防止を目的とす る現在の治療においては不十分である.腫脹·疼痛関節数，炎症反応，患者·医師の全般健康評価な どを総合して評価する必要がある.そのためにDAS28,SDAI,CDAIなどの複合指標が提唱された. これらは活動性の定量化のみならず治療目標を定義する.臨床的霓解（SDAI <= 3.3)あるいは各指標 で定義される低疾患活動性を目標とし治療を調整する.目的達成のためには，関節所見の診察は必須 で，これを言んだ総合的評価を最低3力月に1回は行う必要がある.目標を達成·維持した場合も潜 在的な炎症により関節破壊が進行する場合もあり，年に1回はX線による関節評価が必要である.現 時点の複合的指標は煩雑で客観性，再現性に問題があるが，これらを有効に使用すべきである.