アメリカ緘灸随想(69)桃源郷への欲望/グァララ物語4

摘要

「あなたが私との約束をお忘れでないと希望します。グァララの治療室が：大変にお忙しいのも噂で聞いています。しかし、治療をお願いしたい私の妻は、ひどい鬱病で、プロパティーの外へ出たがらないので、ぜひ、ハウス·コールをお願いしたい一のです」気にはなっていたのですが、ヒツビー·コミュニティーの本提地へは、まだ二回目の訪問をしていませんでした。催促の電話を二度ももらつてしまいました。グァララから町でいえば三つほど北へ離れた山奥にある、そこへ行くのがなんだか億劫になってきていたのです。理由はいくつかあります。まず、最初の数週間は、患者の予約がびっしり入っていて、動きがとれませんでした。