検査室における一般検査教育特に尿沈達検査の教育について 東大検査部の事例報告

摘要

日常業務における形態検査の教育は，一般検査に限らず臨床検査のすべてに関わる重要な課題のひとつである。 病院外では,臨床検査技師会ヤ各社メーカーなどの主催による形態検査関連の研修会が数多く開催され，また，専門書は数多く発刊されて形態検査の教育環境は整備されつつある。しかしながら，各施設において形態検査の指導できる技師は少ないことから，技術習得は個人に任せられている状況である。 現在，ISO15189では，形態横査の技術レベルの管理も重要視されており，個人の力量の評価，内部精度管理など形態検査の技術教育の確立は重要である。