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再発又は難治性急性前骨髄球性白血病治療薬,三酸化ヒ素(トリセノックス注10 mg)の薬理学的特徴と臨床効果

机译:三氧化二砷(Trisenox Note 10 mg)的药物特性和临床疗效,该药物用于治疗复发或难治的急性早幼粒细胞白血病

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摘要

トリセノックス注10mg (Trisenox)は三酸化ヒ素を有効成分とする注射剤(静脈内投与)であり,再発又は難治性急性前骨髄球性白血病(acute promyelocytic leukemia:APL)治療薬である.三酸化ヒ素はAPL細胞に対してアポトーシスを誘導し,またAPLの発症原因であるPML-RARα融合タンパク質の分解を引き起こすことが明らかとなっているが,その詳細については十分に明らかになっていない.しかし,最近の研究から,三酸化ヒ素がPML-RAR α融合タンパク質のPML部分のSUMO化を誘導し,この作用がAPLに対する薬理作用に必須であるとの知見が得られている.薬物動態的には,米国でのPhaseI/II試験において静脈内投与後の血漿中のヒ素濃度は,投与終了時付近で最高濃度(C_(max)となり,以後徐々に低下した.C_(max)の平均値は27.4 ±9ng/mL (範囲:18-48ng/mL)であった.1990年代に中国から三酸化ヒ素が初発APLのみならず再発したAPLに対しても高い有効性を示すことが報告され,米国での再発又は難治性APLを対象にした臨床試験でも高い完全寛解率が得られた.日本国内においては,治療研究が浜松医科大学で実施され,米国と同等な成績が得られている.米国では2000年9月,欧州では2002年3月に承認され,現在,Cell Therapeutics社より欧米各国で販売されており,再発又は難治性APLに対する第一選択薬となっている.国内においても2004年10月に承認が得られた.本剤による重大な副作用として,QT延長,APL分化症候群,白血球増加症があり,投与中はこれら副作用に対する適切な処置が求められる.本剤はこれまで有効な治療法のなかった再発又は難治性APLの治療に貢献しうるものとして期待される.
机译:Trisenox注射剂10毫克(Trisenox)是一种注射剂(静脉​​给药),含有三氧化二砷作为有效成分,是复发或难治的急性早幼粒细胞白血病(APL)的治疗剂。已经显示砷诱导APL细胞中的细胞凋亡并且还引起引起APL的PML-RARα融合蛋白的降解,但是细节尚未完全理解。最近的研究表明,三氧化二砷可诱导PML-RARα融合蛋白的PML部分的SUMO形成,并且该作用对于APL的药理作用至关重要。在美国的I / II期研究中,静脉给药后血浆中的砷浓度在给药结束时达到最高浓度(C_(max)),然后逐渐降低,平均C_(max)为其为27.4±9 ng / mL(范围:18-48 ng / mL),在1990年代,中国报告说三氧化二砷不仅对最初的APL有效,而且对复发的APL也非常有效。在日本,针对复发性或难治性APL的临床试验也获得了较高的完全缓解率,在日本,滨松医科大学进行了治疗研究,获得了与美国相同的结果。分别于2000年9月和2002年3月在欧洲获得批准,目前由Cell Therapeutics在西方国家销售,使其成为复发性或难治性APL的一线药物,也于2004年在日本上市。该药物已于10月获得批准,该药物的严重副作用包括QT延长,APL分化综合征和白细胞增多,在给药过程中需要对这些副作用进行适当的治疗,该药物到目前为止一直有效。预期将有助于治疗无法治愈的复发性或难治性APL。

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