下眼瞼加齢性変形の治療

摘要

加齢に伴う顔面の変形に対する治療法は.face liftingを主とする手術療法と， レーザー治療に代表される非手術的治療法があり，双方ともに美容医療の重要な 手技となっております。特に眼瞼周辺は加齢性変形が最も現れやすい部位であり，上眼瞼では眼險皮膚 の余剰?下垂や腱膜性眼險下垂，下眼險ではbaggy eyelidや小じわさらに外反 症などが見られます。しかし，各雑誌の特集などでも上眼險に対する治療法は数 多く紹介されておりますが.下眼瞼に対する治療法のコッなどはあまり紹介され ておりません。これは.日本人(東洋人)が白人ほどに下眼瞼の変形を来たし難 いためとも思われますが，高齢社会になるにつれて下眼瞼の美容医療症例も増加 するであろうと思われます。また，治療法も単純な下眼瞼除脂術からHamra法， 自家脂肪注入術，レーザ一ゃフィラ一による若返り法など各種の方法が開発され ております。