腹腔鏡下胃痛根治術におけるこだわりのデバイス： 剝離鉗子，把持鉗子，SonoSurgX~R

摘要

デバイスの開発'術式の進歩に伴い，内視鏡下 手術の精度は飛躍的に高まってきている。とくにHigh Definitionスコープによる拡大視は，われ われ外科医に新たな解剖の理解をもたらし，各種 癌に対するリンパ節郭清は開腹術をも凌駕する精 度になりつつある。このような現状に対し，筆者 らは内視鏡下手術用デバイスもよりファインな術 式に耐えられる作りであるべきと考え，各メー カーと共同でデバイスの開発?改良を行ってき た。今回，ォリンパスメディカルシステムズ株式 会社（以下，ォリンパス社）と共同で開発し，現 在われわれがとくに有用と考え日常使用している 「剝離鉗子」「把持鉗子」「SonoSurg X~R」を，そ の特徴とともに使い方を交えて紹介する。