クリティカルパスを用いたセメントレス人工股関節術後　部分荷重期間の段階的短縮

摘要

米国の多くの施設ではセメントレス人工股関節置換術の最近の在院期間は4～7日と短いが，患者は両松葉杖使用の部分荷重歩行で退院し，その退院先は自宅，リハビリテーションセンター，ナーシングホームなどさまざまである.これに対して，日本の多くの病院での在院期間は1～2ヵ月と米国に比較して長いが，はとんどの患者は全荷重でT字杖歩行の状態で直接自宅へ退院する．全荷重T字杖歩行での退院という状況を維持したまま．入院期間を短縮するためには，部分荷重期間の短縮が必須である．