非小細胞型肺癌におけるFDG-PET/CT検査の役割治療効果判定と予後予測を中心に

摘要

肺癌の治療方針を決定する上で，フルォロデオキシグルコース（FDG)を用いたPET/CT検査は重要 な画像診断法のひとつと位置づけられている。2014 年春時点の本邦における保険適用は「病期診断， 転移?再発の診断」に限定されているが，検査結果 と病理組織の結果，患者の転帰との関連がさかんに 研究されており，治療効果判定や予後予測に関した データが報告されている。本稿では，非小細胞型肺 癌診療におけるFDG-PET検査の役割についてこれ までの報告に基づき振り返る。