日本は長期契約でLNGを輸入－専用船で輸送し、6割は電力向け

摘要

日本企業は、液化天然ガス（LNG）をアジア·オセアニア、中東、ロシアとの間で長期契約に基づき輸入している。二〇一一年六月現在では、日本企業によるLNG契約の総量は六六一二万トン年となっている。長期契約では、例えばブルネイからは、東京ガスと大阪ガスを中心として契約量六〇一万トン/年で、一九七二年一二月から輸入を開始している。その他、インドネシア、マレーシア、オーストラリア、アブダビ、カタール、オマーン、サハリンから、いずれも契約輸入企業が特定された上で、長期契約に基づきLNG輸入が行われている。原則として、日本の仕向け港までが特定された契約となっており、数量が安定した輸入が行われてきた。