D－CCFinder：超大規模ソースコード集合を対象とした分散処理型コードクローン検出·可視化システム

摘要

コンピュータハードウェアが安価になり，分散処理方式はソフトウェア分析のための現実的な選択肢の1つとして用いられるようになった．本稿では，超大規模ソースコードからコードクローンを検出するためのシステムD－CCFinderについて述べる．D－CCFinderは80台のコンピュータを用いた分散処理型コードクローン検出システムであり，検出されたコードクローン憎鰍ま散布図などを剛、て可視化される．D－CCFinderは約4億行のソースコードから2日余りでコードクローン情報を収集し，頻出するコードを容易に特定することができた．このような超大規模ソフトウこ．ニアからのコードクローン検出は，大量のソフトウェア間でのコードクローンの状態を把握すると共に，著作権違反のコード特定などにも応用することができる．