TES型X線マイクロカロリメータアレイの周波数分割読み出しの開発現状（2）

摘要

我々は小型X線天文衛星DIOS搭載に向け超伝導遷移端型X線マイクロカロリメータのための周波数分割方式信号多重化回路の開発を続けている。これまでに我々は低発熱型超伝導量子干渉計（SQUID）、アナログフロントエンド回路、またデジタル周波数分割多重化回路の開発を行ってきた。今回我々はこれらを用いて超伝導遷移端（TES）型X線マイクロカロリメータの読み出し試験を行い、4素子の同時読み出しに成功した。各要素技術の開発状況と、多重化読み出し試験の詳細について報告を行う。