GPBプラントを活かしたマザー工場

摘要

日本ゼオン徳山工場は1964年10月、山口県徳山市（現周南市）の海軍燃料廠跡地に設立された。建設に際しては、燃料廠に投下された不発弾を撤去、その一方で1944年の徳山大爆撃の難を逃れた一本松（樹齢100年）は、工場の名所として今も残る。現在では23万7330出の敷地に、約380人が働いている。生産は1965年8月から開始した。まず稼働を開始したのはSBR（スチレンブタジエンゴム）、BR（ブタジエンゴム）とそれらの原料となるブタジエン抽出設備。