日本窒素肥料の朝鮮進出（1924－1945）

摘要

野口遵（のぐち·したがう）は，1873（明治6）年7月26日に旧加賀藩士で，文部省役人だった野口之布の長男として，金沢で生まれた．1888年に一高に入学，1896年に帝国大学工科大学（現　東京大学）電気工学科を卒業し，福島県の郡山電灯で，技師長として沼上発電所建設に取り組んだ．1898年に東京のシーメンス·シュッケルト日本事務所に就職した．