経済自由化政策を積極的に展開

摘要

ヨルダンの2001年の実質GDP成長率は前年比0.2ポイント増の4.2％で，堅調な成長を維持した（表）。 産業別でみると，貿易·レストラン·ホテル部門（構成比10.2%）や運輸·通信部門(14.0％)，そして製造業部門(13.2％)といった主要産業がいずれも高い伸びを見せ，経済全体の成長を牽引した。好調な輸出入取引や観光客数の増加，民営化·市場自由化が進む通信サービス事業の活況，インフラ整備事業の拡充などが背景にある。 一方，長年基幹産業となってきたリン酸·カリ塩部門は，国際市況の低迷などを受けて生産が伸び悩んだ。