DISC2006開催を終えて

摘要

DISC2006（Distinguished Instructor Short Course）が，平成18年7月13日（木）に産業技術総合研究所臨海副都心センターにて開催されました。 DISCはSEGが1998年に開始した物理探査技術に関する教育講座であり，業界において話題となっているテーマを毎年選び，その分野における優れた講師を1名選任して世界の各国において講演会を開催しています。 今年は52名（昨年は29名）の方々が参加され，たいへん盛況でした。 今回の講師ほ，ヒューストン大学のKurt Marfurt博士,題目は「Seismic Attribute Mapping of Structure and Stratigraphy」でした。 Marfurt教授はニューヨークのコロンビア大学で5年間教鞭をとった後，石油会社であるアモコ社のタルサ研究所に入社，そこでサイスミックモデリング，マイグレーション，信号処理，ベースン解析，サイスミックアトリビュート解析，反射トモグラフィー，サイスミックインバージョン，マルチコンポーネントデータ解析，といった，きわめて幅広い経験をつみ，また2本のサイスミックコヒーレンス技術の特許を含む,5本の特許を獲得しました。 1999年にヒューストン大学に教授として迎えられ，CAGE（Center of Applied Geosciences and Energy）のDirectorを勤めています。また，最近は特に新しいサイスミックアトリビュート技術の開発に力を注いでいます。