イメージングプレートを用いcosα法に適したX線応力測定装置の開発と検証

摘要

従来のcosα法では，X線回折環の撮像のたびに，IPを交換する必要があり，また回折環の中心位置決定のため，粉末などの無応力材料を用いて多重露光する必要があった．そのため，単一のX線照射で測定が可能という簡便さを活かし切れず，普及の足かせとなっていた（例えば文献8）など）．そこで我々は，COSα法の簡便さを最大限に活用する専用の測定装置を開発し，検証を行った結果，(sinψ)~2法に匹敵する測定精度が得られたので報告する．