Voacanga africana由来アル力ロイドvoacangineの温度感受性 TRPチャネルに対する活性阻害作用

摘要

Transient receptor potential (TRP)スーノヽ0ーファ ミリ—の中で，温度によって活性化するものは，温度 感受性TRPチャネルに分類される.capsaicin受容 体TRPV1,ミントのmentholに応答するTRPM8, ヮサビの辛味allyl isothiocyanateで活性化される TRPA1が代表的である1-Voacanga africana (キヨゥチクトウ个斗)は，コン ゴからタンザニァまで西アフリカに広く自生している 樹木である（図1).V. africana根皮の煮汁は，ァ つリ力の伝承療法において止瀉薬的に用いられる5'. V. africana根皮に特有のアル力ロイドである voacangine (VOA)について，温度感受性TRPチャ ネルに対する活性阻害作用を調べて興味深い結果を 得たので，本稿にて紹介する".