汎陽科学機能性土壌処理剤を開発、営業活動を開始--農薬使用を激減させ、耐病性を強め、味や香り、つやがよい収穫量の多い農作物を生産できる--

摘要

食品業界とくに加工分野における原材料、農産物の品質吟味への関心が今後、高まる方向にあるが、汎陽科学（株）（井上錦一社長、本社＝岐阜市芥見野畑3－58－5）は、農薬使用を激減させ、しかも耐病性を強めて、味や香り、つやがよいほか、収穫量の多い農作物を生産できる機能性土壌処理剤（商品名、息吹農法LD）を開発、営業活動に本腰を入れることになった。この機能性土壌処理剤の特徴は、植物の生体内にあり、生命現象に関わる鉄分に着目し、ハイテク技術によって誕生した鉄分を主成分とする微弱な磁気を帯びた微粉体で、これが植物と土壌の機能性促進をはかり、優れた農作物を生み出すと考えられている。 発がん性などの問題から無農薬、有機栽培の農産品、またそれらを原材料とする加工食品などへの関心とニーズが消費者、流通側などから深まる傾向のなかで、農業関係者はもとより、食品加工業界からも注目を集めている。