北海道における特産品開発--北の食材、加工技術および加工支援機械

摘要

北海道は日本の食糧基地のイメージが強い。 実際、北海道産の食品としてすぐに思いつくサケ、トウモロコシ、たまねぎ、ジャガイモ、小豆、牛乳などは、全て全国一の生産量を誇る。 北海道ではその豊富な食材を生かして、さまざまな特産品が作られてきた。 北海道には幾つかの食品加工関係の公的研究機関があり、素材の特性解明や加工技術の研究などを通じ、特産品の開発を支援してきた。 本稿では、これまでの研究の中から実用化した加工技術や加工機械の例を紹介する。