肥育後期豚へのァスコルビン酸添加飼料の給与等が

摘要

高付加価値な肉の指標の一つとして，肉 牛とくに和牛では筋肉内脂肪含量（霜降り） が用いられており，この脂肪含量の増加は肉 のやわらかさにも影響を及ぼし，豚肉におい ても注目されている。そこで，豚の胸最長筋 中の脂肪含量に与える影響について，ァスコ ルビン酸の添加，飼育期間の延長，リジン制 限飼料の間欠給f耳にっレ、て検討した。方法：供試豚は，体重70 kg以上のLD種8頭の去勢を用いた。この8頭に，飼料中へ原物 当たり0.1%のァスコルビン酸添加の有無，飼 育期間の長短（6週間または9週間），試験飼 料と市販配合飼料との間欠給餌の有無をそれ ぞれ組み合わせ，給与試験を実施した。試験 飼料と市販配合飼料の間欠給15は，6週飼育 の豚は試験開始から2週間は試験飼料，次の 2週間は巿販配合飼料，最後の2週間は再び 試験飼料を給与することとした。同様に9週 飼育については3週ごとに試験飼料，巿販配 合飼料，試験飼料を給与した。すべての豚に 給与した試験飼料には，市販配合飼料をべ一 スに,飼料用米，コーンスターチ等を混合し， 飼料1kgあたりのリジン含量が飼料要求量よ りも低くなるように調整した。