水田地帯における水管理の研究を通して『幹線用水路の流下に伴う水質変化機構　-特に緑藻軌こよるpHの変化について－』

摘要

青森県津軽平野ほ数々の歴史的経過を経てわが国有数の稲作地帯となったが，著者等は10数年前から水管理の実態と水田地帯が周辺水域に与える影響を解明することを目的として，用水、排水、水質を中心に現地調査を行っている。最抑こ調査を行ったのは，1960年代に開田したため水利権が得られず，用水の8割以上を地区内からの還元水に斬らざるを得ない木造町平滝地区である。本地区は他地区からの用水補給がはとんどなく，排水路からの揚水が主体であり，農家の方々は水質の悪化を心配していた。 さらに，1991年度より平滝地区と比較するため，月］水雲即納異なる纏数地区において，代か畠前の4月下旬から稲刈りが完全に終了する11月上旬まで毎週一同の定期調査，代かき、田植期や申干し期の集中調壷，降雨時には不定期に現地へ出掛け迎椀細胞行い，農業用水、排水の水質変化　降雨水質，流入、流出免荷畳について検討した。