高品質ハクサイの多収栽培を支える土づくり

摘要

茨城白菜栽培組合は茨城県猿島郡総和町にあります。 ハクサイの作付面積では茨城県は全国→位であり、総和町周辺の県西一帯はハクサイの産地になっています。 同町には日本で先駆けて循環型農業を施策した熊沢蕃山（1619～1691）の墓があります。 当社がハクサイを契約栽培で始めたのは20年前からになりますが、1998年に農業生産法人となり、現在はコンビニエンスストアーの浅漬けに提供するハクサイが出荷の主力となっています。 “コンビニ”ではいつでも浅漬けが買えるように、年間を通してハクサイの質、量ともに安定した出荷が会社組織として求められています。 周年出荷をおこなうためには、気候帯に応じて産地を変えながら収穫し、質と量を安定させるためには契約農家による栽培と、栽培方法の規格化が必要でした。