水の歴史：その教訓に学ぶ－セッション-

摘要

第3回世界水フォーラムの，水の歴史セッションは，国際かんがい排水委員会（ICID），国際水歴史学会（IWHA），国連大学（UNU），大阪府の4つの組織が主催する形を取った。 また，セッションを開催する調整の段階で，当初の「水と文化」のテーマから，「水と都市」のテ」マヘと移動し，会場も第1セッションを大阪府立狭山池博物館で参加者の講演および討論を，本会議を大阪国際会議場で，歴史の教訓のための総括討論を行うという，非常に変則的なものとなった。 それにもかかわらず，セッションでは9カ国14名の講演者が，それぞれの地域、国を代表した発表を行うとともに，歴史の教訓を活かすためのアプローチについて，活発な議論を行った。 会場への参加者は予想を上回る盛況で，初日の第1セッションに60名，2日日の本会議には150名を超える参加者があった。