農業施設の研究と新技術動向 -- 1．穀類乾燥調製貯蔵施設の研究 -- 技術動向

摘要

籾乾燥のための施設としては大きく区分するとカントリーエレべーター（以下CEと称す）とライスセンター（以下RCと称す）に分けられる。 CE は，従来からその役割において，①米麦乾燥 -- {製作業の合理化，②貯蔵の合理化，③高品質 -- 均質米麦の安定供給，④バラ出荷による流通の合理化等々を果たしてきており，さらに⑤生産の組織化の促進，⑥担い手農家の育成，⑦地域農業の振興拠点としての役割を果たそうとしている。 また，米の販売戦略の有効なツールとしての新たな機能が期待され，全国でその地域に合った規模で835ケ所の設置をみている。