飼料イネ－その本格化に向けて，今何が問われているか－

摘要

飼料イネをサイレージ調製して家畜飼料とする「稲発酵租飼料」の取り組みが進んでいる。 この意義は，①遊休水乱　 転作田を自給飼料生産に活用し，②輸入飼料依存型を脱却した大家畜生産を持続的なものとし，③安全、安心のフードシステムを確立することにある。 平成12年度からの水田農業経営確立対策ならびに給与実証助成，技術面では専用品種の登場，専用収穫機の開発、普及，基本的な給与技術に裏打ちされ，平成15年度は平成11年度と比較して71倍の5，214haにまで伸びた（第1図）。