沖縄県内における道の駅併設農産物直売所の顧客特性に関する分析一道の駅におけるアンケート調査から－

摘要

沖縄県の道の駅は，1994年に国道58号と沖縄自動車道の合流地点である名護市に「許田」が誕生したのが最初であり，県内第一号店誕生もここ10数年のことである．現在では沖縄県内の特産果樹のタンカンやシィクワシャー，クガニー等も県外消費者に認知され，これらの季節商品は通信販売による全国配送も実施されるようになった．また，このような県内の特産果樹も首都圏等で店舗展開する「わしたショップ」等でも購入が可能となり，県外消費者にとっても珍しいものではなくなった．しかし，道の駅併設の農産物直売所では，新規導入の特産果樹や特産品の試食等を通じたテスト販売が可能であり，マーケティング戦略の策定において，その意義は大きい．