農家でできる切り花の鮮度保持― 卜ルコギキヨウ

摘要

日持ちの良い切り花の流通は非常に重要となっている。トルコギキヨウは花色や花型が豊富な、」とから人気の高い品目であるが、日持ちは必ずしも長いとは言えない。今回は、トルコギキヨウ切り花の収穫後生理と取り扱いについて解説する。凡コギキョゥは夏季のよ、つなせ问温期においても日持ちが短縮しにくいことから貴重な品目であるが、日持ちは必ずしも長いとは言えない。トルコギキヨウはエチレンに対する感受性が比較的高く、エチレン処理により花弁の萎れが促進される(図1)。また、受粉によりエチレン生成が促進され(図2)、日持ちが短縮する。ただし、これには品種間差があり、受粉してもさほど老化が促進されない品種もある。また、ァーバンシリ—ズのように雌蕊が異常形態を示し、自然受粉がきわめて起こりにくい品種も育成されている。