主要切り花の省資源栽培技術体系の確立に取り組む

摘要

キクは秋田県の花き生産額の約5割を占める主要品目で、生産は水田転換畑が中心である。キク生産では、お盆やお彼岸などの物日に確実に出荷するため電照による開花調節が行われている。同花き担当では送電線の引き込みが必要ない太陽光発電を活用した栽培体系の確立に取り組んでいる。改良中の装置は今後、太陽光パネルと蓄電池を組み合わせ、小型、車輪付きで1人の力で移動が可能な装置に改良する。光源は白熱球より消費電力の少ないLEDとしている。現況は電気消費量を抑えた栽培方法を検討している。太陽光パネルの設置角度を変えて発電量を時期別に測定、またLEDの点灯と消灯を一定間隔で繰り返す間照明を点灯.消灯間隔を変えて行い、電力消費量と植物への電照効果を調査している。このほか市販のL E Dの電照効果を検証している。