ハボタン「F_1ウインターチェリー」「F_1桃かもめ」の栽培技術

摘要

ハボタンは、もともとキャベツやブロッコリーと同じ仲間で、江戸中期にヨーロッパから導入された食用ケールが、観賞用として栽培されたのが始まりである。 それ以降、国内で改艮が進み、さまざ麦な形態の品種が作り出された。 ひと口にハボタンと言っても系統がいろいろあり、大きく分けるとキャベツに似て葉が丸い東京葉系、葉の緑が細かく波状に縮れるちりめん系、葉が軽く波打ち、東京丸葉とちりめん系の中間型となる大阪丸葉系、葉に切れ込みが入る切れ葉系がある。 また、草丈が伸び、切り花利用できる高件積もある。 今回紹介するのは、東京丸葉系で高性種の「F_1ウィンターチェリー」と矮性ちりめん種かもめ系の色追加になる「F_1桃かもめ」の2品種である。