林木遺伝資源保存林シリーズ（17）－林木遺伝資源保存林（カツラ科、モクレン科、クスノキ科、マンサク科、バラ科、ミカン科）－

摘要

林木遺伝資源保存林は，主要な林業樹桂及び希少種等を対象として全国で325箇所設定されている。これらの林木遺伝資源保存林において，カツラ科ではカツラ，モクレン科ではホオノキ，クスノキ科ではクスノキ及びタブノキ，マンサク科ではイスノキ，バラ科ではヤマザクラ，シウリザクラ及びアズキナシ，ミカン科ではキハダが保存対象となっている。以下，これらの9樹種の日本における分布と特性等を図鑑からの引用を中心に記す。