光周期「乳牛への応用」

摘要

光周期という言葉は聞き慣れない言葉かもしれない。 しかし，採卵鶏では光周期を生産技術のひとっとしてもう長い間使っている。 乳牛においては1970年代後半から研究が始まり，22～3年かけてや，つと科学的な実証に基づく現場への応用がなされるようになってきた。光周期は他の技術と異なり，動物が本来持っている生劉勺な能力を引き出すためのひとっの手段であり，新たな遺伝的改良，飼養管理技術の確立といった難しいものではない。 ここでは，乳牛に対する光周期の効果，原理（生理的な影響），および応用と注意点について紹介したい。