コンクレチニン,反動物における自然免疫の重要な要素（総説)

摘要

コングルチニン（Kg)は，現在のコ レクチングループにおいて最初のもの で，1902年のEhrlichとSachs,そして 1909年のBordeUこよりゥシ血清で発 見され，コングルチネイシヨン（補体 コート赤血球の凝集）と呼ばれる反応 をする。この現象は，ゥシ型結核菌に 感染した牛などの症例において報告さ れており，感染牛で凝集活性の減少が 報告された。Kgは，非特異的液性免疫の重要な 要素で，現在では先天免疫に関わると され，ゥシ厲の動物だけで見られる。 Kgは抗菌特性を示し，蛋白質をコー ドする遺伝子の突然変異により，細菌 性，ウィルス性，真菌性，寄生性感染 症に対する抵抗性を増やす。その抗菌 性ゃ抗寄生虫性は，微生物や寄生虫の 表面に存在する糖類への親和性と関連 があり，その反応は補体の活性ィヒを導 き，食菌作用を刺激する。