養豚飼料の穀類源が豚肉と脂肪の品質に及ぼす影響

摘要

米国の豚肉の輸出量は，過去10年間に劇的に増加している。 輸出量が増加するにつれ，豚肉の生産者は，他とは異なる特徴のある豚肉の生産を試みるようになった。 大麦を給与した豚は，肉の風味がマイルドで，脂肪が硬くなることが報告されている。トウモロコシは最も経済的なエネルギー源の一つである。 大麦はトウモロコシに比べて繊維含量が多く，ME含量が低い（トウモロコシの約89％）。 そこで，本研究では，一般的な環境下において飼育された豚肉の成分および品質に及ぼす飼料のエネルギー源（黄色トウモロコシ，白色トウモロコシおよび大麦）の影響ならびに肉質と脂肪の質に及ぼす豚の品種と性の影響について検討した。