ピラクロストロビン、ボスカリド水和剤を用いた力キ円星落葉病の省力防除

摘要

力キ円星落葉病（以下，落葉病）はカキを栽培する上で重要な病害の一つである。本病が多発すると9月以降， 急激に落葉し，果実の着色不良、落下により収穫が皆無 となる3)。そのため，岐阜県内の産地では，6月上'中 句から7月中旬にかけて有機銅水和剤などの殺菌剤を3 回散布することで防除を行っている。しかし，近年，農 薬飛散防止，安心、安全な農産物生産の意識の高まりか ら，農薬の散布回数の削減が求められている。また，落 葉病に対して，残効性ゃ耐雨性の優れた殺菌剤が登録さ れていることから，これらの殺菌剤を用いることで散布 回数の削減が期待される。今回，ピラクロストロビン、ボスカリド水和剤を用い て，落葉病に対する散布回数削減による省力防除につい て検討した。