パーキンソン病動物モデルにおけるイソチ才シァネ一卜の神経保護作用につし、て

摘要

イソチオシァネートは特異的な官能基.イソチオシァネート基（-N = C = S)を有する化合物の総称で.ァ ブラナ科の植物に多く含有されている.中でも，主に ブロッコリ一に含有されるスルフオラフアンや，わさ びの根茎に含まれる辛味成分6-(methyl sulfinyl)hexyl isothiocyanate (以降，6-MSITC)は天然由来のィソチォ シァネートであるィソチオシァネートには殺菌作 用2)ゃ抗ガン作用31があることが分かっており，ガン に有効な物質として現在注目されている.それに加え て，これらの持つ間接的抗酸化作用によると考えられ る神経保護作用が報告された4>.そこで本トピックス ではイソチオシァネートの抗酸化作用機序と，これら によるパーキンソン病モデル動物に対する神経保護効 果について考える.