2．ロタウイルスの遺伝子と蛋白質

摘要

ヒトロタウイルスを病原体とする乳幼児下痢症は，世界規模では開発途上国を中心に年間80万人以上が死亡する重要な疾患である。 また，本症は衛生状態の如何にかかわらずみられ先進国でも9朝以上の乳幼児が3才以下に感染し入院に占める率も高い。 米国内では，本癌に対して年間5－6龍ドルの医療費が費やされていると試算されている。 また，ロタウイルスは，ヒトのみならず，サル，ブタ，ウマ，ウシ，ヒツジ，ヤギ，イヌ，ネコ，ウサギ，マウスなどほとんどの哺乳動物⊥ニワトリ，ハト，七面鳥などの鳥掛こも下痢を起こし，畜産の面からもその防御の意義は大きい。 ロタウイル封王様特異性か削、ウイルスといわれてきた。