都市公園における住民サービス

摘要

平成15年6月，地方自治法の一部改正によって公の施設の管理に関して指定管理者制度が導入された（同年9月2日施行）。 都市公園も公の施設であり，指定管理者制度を活用して指定管理者に管理を行わせることが可能となった。 指定管理者制度導入の郎勺は，多様化する住民ニーズにより効果的，効率的に対応するために，民間事業者のノウハウを活用しつつ住民サービスの向上，コスト縮減を図ることである。以上の流れに則って指定管理者制度を都市公園に導入する場合，公園管理者は，指定管理者の選定時にコスト縮減のみならず住民サービスについても審査することになるであろう。また，指定管理者は，毎年度終了後，事業報告書を提出しなければならないとされており，ここでも住民サービスについて何らかの評価が行われるものと考えられる。