生物的防除法を基幹とした施設栽培葉ジソ（ォォバ) における害虫防除技術の開発

摘要

高知県の施設栽培葉ジソ（青ジソ，ォォバ，以下ォォ バと表記）では，チヤノホコリダ二，アブラムシ類，ハ ダニ類，ハスモンョトウ等の害虫が発生し，多大な被害を及ぼしている（広瀬，1998)。さらに，近年，マディ ラコナカィガラムシの発生が増えたことから，産地の維 持にかかわる深刻な被害をもたらしている。このような状況から，高知県では主要害虫に対する総 合的な防除技術の開発に取り組んできた。以下に，その 概要を紹介する。なお，本研究は農林水産業、食品産業 科学技術研究推進事業「ォォバに発生する病害虫の新規 防除資材を活用した総合防除体系の確立」（2011-13年）」において実施したものである。