WWWの有用性について

摘要

バベルの塔が崩れたかのような情報の混乱が起こっている。ワールド、ワイド、ウェッブ（WWW）の開発はインターネット上における爆発的な情報量の増加をもたらしたが，そのためにかえって望んだ情報が見つけ出せないという弊害も生み出した。 実際WWW上には，種々のレベルの情報が混在しており，しかもあらゆる国の言葉で書かれているこれらの情報を有効に活用することは，栄養学研究者にとって，はかりしれない利点をもたらすと思あれるが，現時点では多くの問題があることもまた事実である。 本稿では，これらの問題点を明らかにするとともに，今後の改善策について考察する。