土耕のトマト栽培にも応用を期待して開発ノアイデアいっぱいの高所作業台車

摘要

この事例は普及センターが管内農家をサポートのため取組んだ高所作業車開発の報告。普及センタ－管内の板野町矢武の武市博昭さんは平成7年にオランダからダッチライト方式のガラス温室を個人輸入、それ以降トマトのハイワイヤー栽培に取組んでいる。 ハイワイヤー栽培では吊り下げ誘引作業をおこなうための高所作業が欠かせない。 武市さんも温室購入の折、電動式高所作業車1台も購入していたが、作業の量に比べそれだけでは不足気味。コンテナの上に乗ったり市販の発泡スチロール製高下駄を使う手もあるが、それらでは作業効率が悪い。 さりとて武市さんによると、単品で電動高所作業車を追加輸入すると、温室と一緒に輸入するよりかなり割高になってしまう。 でも吊り下げ作業だけなら現有の電動式作業車1台だけで対応できる。欲しいのはパートの皆さんが少し高い位置で誘引や芽がきをおこなうのに適した作業車2台。 この希望にこたえて開発したのが写真の作業台車、動力は手動。